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ミライースは「安い・安全・低燃費」3拍子揃った美味しい軽乗用車

投稿日:2018年2月12日 更新日:

生活に車が必需品だけど、あまり豪華な装備は必要無い。
営業用に使うリーズナブルな軽自動車が欲しい。

そういった要望のあなたに嬉しい「低価格な軽乗用車」がダイハツ「ミライース」です。

ベースグレードはなんと842,400円(2018年2月現在)と、諸経費を入れても新車が100万円程度で購入できる数少ない軽乗用車(バン・軽貨物を除く)となっています。

今回はそんなリーズナブルな軽自動車「ミライース」について紹介していきたいと思います。

 

 

 

「ミライース」ってどんな車?

ミライース

ダイハツ ミライース 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

ミライースはダイハツの軽自動車エントリーモデル「ミラ」をベースにした5ドアハッチバックセダンです。

2017年5月9日にフルモデルチェンジされ、スマートアシスト3を採用したG、X、L、Bの「SA Ⅲ」グレードではステレオカメラタイプのブレーキアシストを採用するなど、安全装備も充実しました。

残念ながら無印のミラのような税金が安くなる軽貨物ナンバーモデル(軽ボンネットバン)は設定されていません。

しかし、最廉価グレードの「B」はリアのパワーウインドウやホイールキャップなどの装備を簡素化し、リアシートの格納時にフラット化されるビジネスデッキボードが標準装備され、価格も約84万円でミラバンよりも燃費の優れる、実質的な商用グレードとなっています。

 

 

ミライースのエクステリアは

ダイハツ ミライース 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

先代のミライース(LA300S/310S型)は少し丸くのっぺりとした形状で、良く言えばスタンダードな軽自動車らしいデザイン。
悪く言えば特徴のないデザインでした。

 

 

2017年5月9日にフルモデルチェンジを行った新型ミライースでは、空気抵抗による燃費悪化を防ぐため、面を意識したエアロデザインになり、見た目でだけでなく実際のcd値(空気抵抗係数)も向上しています。

旧型に比べると、アグレッシブでスポーティー。
どちらかというとカッコイイ系のデザインです。

「安くて燃費の良い」が特徴の車とはいえ、「ちょっとカッコイイかも」と思えるエクステリアはポイントが高いです。

 

 

ミライース(エクステリア)

リアも面を生かしたデザインとなっており、ドアのラインと相まってスポーティーに見えます。

 

 

ダイハツ ミライース 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

車が好きな方は、社外エアロなどのカスタマイズを考える方も多いのですが、新型ミライースは発売から間もないこともあってか、現在(2018年2月)のところ目立った社外ボディパーツは発売されていません。

現状ではライバルのスズキ「アルトワークス」のような、メーカーチューンされたスポーツモデルの設定もないので、カスタム好きの方は今後の展開に期待しましょう。

ただ、パーツが少ないとはいえ、ディーラーオプションで上記の写真のようなエクステリアオプションがラインアップされており、フロント、サイド、リアのエアロやメッキのフロント&ミラーガーニッシュ、LEDフォグなどを装備すれば、少し豪華なミライースを演出できます。

これなら、男性にも人気が出そうですね。

あとは好みのホイールを装備したり、小物パーツを追加するなどして、オリジナリティのあるミライースに仕上げていきましょう。

 

 

 

ミライースのインテリアは

ミライース(インテリア)

ダイハツの軽自動車エントリーモデルとして、低価格を売りにしているのミライースですが、内装も意外と考えて作られています。

 

ミライース(インテリア)

ミライース(インテリア)

ミライース 「G“SA Ⅲ」インテリア 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

中間グレードのXや上級グレードGでは、一体型の樹脂製ダッシュボードパネルやシートにツートンカラーを採用し、少しオシャレな雰囲気を演出。

始動キーもスマートキーにプッシュスターターです。

小物入れトレイやドリンクホルダーも使い勝手が良く、メッキパーツの採用やプラスチックパネルのシボ加工など、先代からの低価格路線は継続しながらも質感がわずかに向上しています。

上級グレード「G“SA Ⅲ」ではエアコンがオートエアコン化されるなど、機能性も悪くありません。

 

 

ミライース(インテリア)

ミライース 「L“SA Ⅲ」インテリア 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

ビジネスグレードの「B」や普及グレードの「L」では、残念ながら樹脂パーツ質感が落ち、プラスチッキーな安っぽさが増してしまいます。

ただし、小物入れのトレイやドリンクホルダーなどの基本部分は共通の仕様で、使い勝手は同じものとなっています。

なお、ビジネスグレード「B」とベースグレード「L」では通勤や営業車としての仕様がメインと想定しているためか、後部座席のヘッドレストがなく、窓もハメ殺しタイプで開閉できないので、4名乗車を考えている方は注意しましょう。

 

 

ミライース(メーター)

ミライース TFTマルチインフォメーションディスプレイ付きのデジタルメーター
画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

運転席に腰を下ろして最初に目につくメーターパネル。

ミライースでは「G“SA Ⅲ”」、「X“SA Ⅲ”」か「B“SA Ⅲ”」にメーカーオプションのビジネスユースフルパックを追加した場合、TFTマルチインフォメーションディスプレイ付きのデジタルメーターが装備されます。
その他のグレードは、デジタルタイプのアンバーイルミネーションメーターです。

TFTマルチインフォメーションディスプレイでは、平均燃費のほか、アイドリングストップの積算時間や、それにより節約できた燃料量、メンテナンスのお知らせなどの情報を液晶画面に表示できます。

昔のミラを知っているユーザーからすると、低価格の軽自動車にTFTのマルチインフォメーションディスプレイが装備されているなんて、ちょっと感激するレベルかもしれませんね。

 

 

ミライース(ディスプレイ)

ミライース マルチインフォメーションディスプレイの表示例
画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

確かに安っぽさはあるのですが、よくぞこの価格で色々と頑張っているという感じなので、軽自動車としては高価な部類に入る「タント」や「ウェイク」などのトールワゴン、1クラス上のコンパクトカーに比べると、プラスチッキーで安っぽく感じるところは見逃してあげましょう。

 

シートについても、あまり座り心地の良いものではないのですが、安く購入できる軽自動車で、ロングドライブを楽しむことは稀と割り切れば、なかなか及第点ではあります。

なお、ミライースでは座面の低いシートを採用しており、乗車した際に頭上から天井までのスペースはライバルのアルトより広く感じます。

明るく開放的な室内が好みの女性ユーザーには、ぜひ試乗して比べてみることをオススメします。

 

 

ミライースの走りは?

ミライース

ミライースの乗り心地は

前モデルに比べると静粛性も上がっており、代々このクラスを中心に乗り継いでいる方には快適性は上がっていると感じるはずです。

セダンタイプということで、最近の軽自動車の中では視野は少し狭い印象。

乗り心地もやや硬めで、荒れた路面ではコツコツとした少し不快な振動が伝わってきます。

コーナーリングについてはボディーの剛性がそれなりにあり、コーナーでフワフワと奇妙なロールを起こすような傾向はずいぶん抑えられています。

ただ、人間と車の間に1枚何かがはさまっているような違和感があり、スポーツモデルのようなカッチリ感はありません。
コストダウンの影響もあるのでしょうが、全体的に安っぽい印象です。

メーカーの「走りを改善した」という言葉に対して、スポーティーな車が好きな方の期待は大きく、市場するとがっかりしてしまうかもしれません。
しかし、あまり車に多くを求めず「日常の生活で過不足ない性能と考えるなら以外と悪くない」というのがミライースの乗り心地といえるでしょう。

最小回転半径はアルトの4.2mには劣りますが、4.4mと比較的小回りのきくサイズで、狭い道でも気負うことはありません。

車という乗り物を必要としているユーザーのすべてが、高級車のようなしっとりとした乗り心地やスポーティーでしなやかな足回りを求めているわけではありません。

ミライースの顧客層は一般的に、高級車からのダウンサイジングなどではなく、生活や仕事に車が必要で、価格も安く最低限の安全性を抑えたコスパ重視の車を求めているユーザーが多いことから、これで十分といえば十分なのかもしれません。

実際にメーカーではスタビライザーの追加などは検討されていたようですが、重量増による燃費&コスト増加を見越して切り捨てたようです。

まあ、同じお金を払うなら、良いに越したことはないのですが、利益を出さなければならない企業としてはコストは無視できないところですね。

 

ミライースの加速は

ダイハツの発表によると、今回のフルモデルチェンジでは「カタログ燃費(JC08モード燃費)を追求せず、実際に乗った際の実燃費や発進加速のスムーズさを改善した」とあります。

試乗してみると分かりますが、発進時の加速は前モデルに比べてしっかりしている印象です。
大きな交差点で直進車が途切れるのを待ち、一気に右折する際などにはフルスロットにしなくても思った通りに加速してくれます。

しかし、この加速感が全域に対してではないのが、少し残念なポイント。

タコメーターは装備されていないので、あくまで感覚的な感想で申し訳ないのですが、停止状態から30km/hくらいまでは、なかなかスムーズに加速します。

しかし、そのあたりで一度アクセルを抜いてしまうと、一度トルクの谷のような状態があり、加速がもっさりとした状態に入ります。おおよそ30〜50km/hくらいの速度域です。

高速道路やバイパスの合流のように、ゼロ発進からフルスロットルで一気に60km/hまで加速する際は、このもっさり状態が発生しません。
また、バイパスを60km/h弱で巡航していて、追い越し車線などでアクセルを踏み込む際にも発生しないので、原因はCVTの制御タイミングが原因でしょう。

おそらく実燃費改善の改善のため、減速比を大幅に変更するタイミングをこの辺りに設定し、速度が巡航域に入ると早めにハイギア(厳密に言うとCVTなのでギアではないのですが)に上げているのだと思います。

MTに乗っている感覚でいうと、「1速 、2速と順調にシフトして、30km/hまで加速したら3速を飛ばして4速に入れてエコドライブしている感じ」といえば伝わるでしょうか?

特にこれが気になるのが、地方の国道や主要道に多い人家が多いエリアです。
制限速度が30〜40km/hで、人家が切れると50km/hにアップするような場所ですね。

前の普通車などが60km/hくらいまで、スムーズに加速していくなか、追いかけようと踏み込んでもモッサリとしか加速できない。

また、信州や四国の中山間エリアように、低中速域がメインのワインディング区間で、コーナー前で30km/h程度に減速し、コーナー出口で60km/hに加速のようなシチュエーションでは、アクセル踏んでも反応しないような状態になり、若干ストレスがたまるかもしれません。

こんな時は手動でレバーを操作してSレンジにいれ、強制的にを減速比を下げることで対応できるのですが、ATメインのユーザー層は長い下り坂でエンジンブレーキが必要な場合くらいしか、セレクターの操作をする人がいないのではないかと推測されます。

ミライースではECUでCVTやエンジンの制御を見直す形で、シフトフィールや加速時に走行フィールを改善し、同時に実燃費の向上を目指しています。

言い換えると、実質的なエンジンとCVT性能は同じで、旧モデルをチューニング(調整)することで、走行フィールを変更したと言えます。

機械好きな男性には覚えがあるかもしれませんが、原付スクーターのドライブプーリーを変更して高速向けのセッティングにしたり、加速重視のセッティングに変更したりしたあの感覚です。

ミライースにはエンジン出力を向上させる過給(ターボ)や低速を補うハイブリッドモーターを設定もなく、その分だけ価格も安く車の裾野を広げていると考えると、ここで文句をいうのは酷かもしれません。

街中でのストップ&ゴーにおける発進加速と巡航ので快適性をメインに、中間域では燃費運転というセッティングがドライバーの特性に合うようであれば、悪い車ではないはずです。

 

 

スポーツバージョン(TR-XX)の発売に期待

Mira e:S SPORZA Ver. (ミラ イース スポルザバージョン)
画像出典:ダイハツ工業(株)プレスリリース

走りといえば、東京オートサロン2018ではダイハツがカスタムカーとして「ミラ イース スポルザバージョン」を出品展示しました。

また、確実性のある情報ではありませんが、往年の軽スポーツファンに人気のTR-XXが復活するという噂があります。

このところダイハツはスズキのソリオに対して「トール(ルーミー・タンク・ジャスティ)」を発売。ハスラーに対してキャストのSUVバージョンとなる「キャストアクティバ」を発売など、スズキの好調なジャンルを逐一迎撃するような動きがあります。

後出しジャンケンに加え、トヨタのブランド力でOEM販売していると批判されることもありますが、市場が活性化するのはユーザーにとっては嬉しことです。

スズキのアルトワークスが2015年に復活したことから、そろそろミライースTR-XXが発表されても不自然ではありません。

ミライースのシャシーは剛性などもしっかりしており、軽スポーツのベース車両としての素性は悪くありません。
価格は少々上がるでしょうが、アルトワークスと同じ150万円前後に設定。
ターボエンジン、足回りにスタビライザー追加やサスペンションの変更などを行って、ライトウエイトのホットハッチを作れるポテンシャルは十分にあると考えられます。

アルトワークスのライバルとして、本当に上記のようなスポルザバージョンのボディにターボエンジンを搭載し、TR-XXが復活するとしたら、軽スポーツカー好きには嬉しいニュースになりそうです。

 

 

ダイハツ ミライース 主要スペック

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,455mm

乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン KF-VE型 0.658L 直3 DOHC DVVT
駆動方式 FF / 4WD
最高出力 49ps/6,800rpm
最大トルク 5.8kg・m/5,200rpm
変速機 CVT

サスペンション 前:マクファーソン・ストラット
後:トーションビーム(FF)
3リンク(4WD)

車両重量:
G“SA Ⅲ”を除く2WD 650kg
G“SA Ⅲ”2WD  670kg

G“SA Ⅲ”を除く4WD 720kg
G“SA Ⅲ”4WD 740kg

OEM展開:
スバル「プレオプラス」
トヨタ「ピクシスエポック」

 

ミライースの安全装備

 

ミライース(スマートアシスト3)

ミライース ステレオカメラ検知イメージ 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

ミライースをライバルのスズキ「アルト」と装備を比べた際、大きなアドバンテージとなるのがこの安全装備です。

上級グレードの「G」と、売れ筋の中間グレードの「X」は「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載したスマートアシストIIIが標準装備になっています。

低価格であることが優先されるビジネス向けグレードのBと、普及グレードのLについては6万円ほど安い価格で「"SA Ⅲ"」なしも選べます。

しかし、スマートアシストIIIに含まれるのは自動ブレーキ機能だけではないので、6万円程度の出費で通勤中や外回りでの事故が回避できたなら、非常に安いものと言えます。

リスク回避やリセールバリューを考えると、念のために装備しておいても損はない選択です。

スマートアシスト3

ダイハツ ミライース安全装備 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

 

 

このスマートアシストIII「デュアルカメラブレーキサポート」の優れている点は、全速度域で歩行者と車両(大きな障害物)を認識して、自動ブレーキなどの対応ができることです。

ライバル「アルト」のレーダーブレーキサポートは、低速時に大きな障害物しか検知できず、歩行者に対応できないという欠点がありますが、"SA Ⅲ"に装備されるデュアルカメラブレーキサポートはセンサーに加えステレオカメラによる空間認識を行う為、車両と歩行者の両方に対応できるようになっています。

スマートアシスト3

ダイハツ ミライース安全装備 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

ダイハツは当初、全グレードに標準装備を考えていたようですが、「価格の安いモデルを」という市場の要求もあって、BとLには「SA Ⅲ」なしのグレードを用意したとのことです。

また、最上位グレードのG"SA Ⅲ"には軽自動車には珍しく、SRSサイドエアバッグが標準装備されています。

少し残念な点は、サイドエアバッグがG"SA Ⅲ"の標準装備としてのみの設定で、他のグレードでは装備できないところでしょうか?

 

 

ミライースの燃費は?

今回のモデルチェンジでは、ライバル「スズキ アルト(37km/L)」と無理なカタログ燃費競争をすることなく、実燃費と価格、安全装備による付加価値に着目した点は評価できるポイントです。

アルトはミライースと同格の650kgの軽量車体に、「エネチャージ」という回生エネルギーを蓄電して発進時などにオルタネーター(発電機)によるエンジンの駆動力のロスをカットするシステムを装備。燃費を大幅に改善しています。

対するミライースは特別な装備を追加することなく、内燃機の熱効率アップやアイドリングストップやCVTの効率化などで、無駄な燃料消費をカット、車体も80kgほど軽量化することにより、低燃費を実現しました。

 

ミライースのカタログ燃費 「JC08モード」

2WD 4WD
B 35.2km/L 32.2km/L
B"SA Ⅲ" 35.2km/L 32.2km/L
L 35.2km/L 32.2km/L
L"SA Ⅲ" 35.2km/L 32.2km/L
X"SA Ⅲ" 34.2km/L 32.2km/L
G"SA Ⅲ" 34.2km/L 32.2km/L

上の表を見る限り、JC08モード37km/Lのアルトには劣るものの、ガソリンエンジンのみの軽自動車としては、素晴らしい燃費性能になっているのがわかります。

次は実燃費についてチェックしてみましょう。

ミライースの実燃費

2WD(最高値) 4WD(最高値)
B  19.60km/L(〜26)  16.82km/L(〜23.4)
B"SA Ⅲ"
L
L"SA Ⅲ"
X"SA Ⅲ"  18.50km/L(〜24)  17.30km/L(〜23)
G"SA Ⅲ"

通常の実燃費と()内に最高燃費を入れてみました。
カタログ燃費の達成率は概ね50〜70%前後です。
走行条件によりますが、実燃費でも良い数値を発揮してくれるようです。

 

上の表は平均値ですので、都市部のエアコン使用で通勤のみというユーザーの数値も混じっています。
個人のブログなどもリサーチしてみたところ、「燃費が平均して20km/L前後。23km/Lに届くこともある」という方もいらっしゃるので、ほぼハイブリッドのコンパクトカー並みです。

普段の足として使う最低限の車としては十分すぎる低燃費でしょう。

ただ、レビュー条件によっては15km/Lを下回る方も見かけられます。
原因は走りの項目でも触れましたが、ワインディングなどの中速域で加速力が不足し、アクセル全開にするような状態が増えることが燃費悪化の原因になるようです。

4WDモデルについては、70kgほどの重量増と駆動力配分によるパワーロスもあるため、平均16km/Lと2WDモデルに比べ、3km/Lほど燃費が悪化しています。

とはいえ特に悪いというほどではないので、ミライースの購入を考えている方で、雪国の坂の多い場所で生活されている方は迷わず4WDを選んだほうが安心です。

ただし、次の価格項目でふれますが、ミライース上級グレードの4WDはあまりコストパフォーマンスが高いとは言えない選択になります。

 

ミライースの価格は軽乗用車最安値

ベースグレードであるBは「842,400円」と軽貨物登録のミラバンや軽トラックを除く「全ての軽乗用車」のなかで、最も安い車になります。

売れ筋の中間グレード「X"SA Ⅲ"」が1,080,000円。
上級グレードになる「G"SA Ⅲ"」が1,209,600円。

ミライースのオススメグレードは

コストパフォーマンスで的にオススメは中間グレード「X"SA Ⅲ"」か、ビジネスグレードの「B"SA Ⅲ"」にビジネスユースフルパックの追加したものです。

雪国などの日常使用で4WDを選択する場合はオススメが少しことなります。

 

ミライース4WDのオススメグレードは

安価な4WDとして「L"SA Ⅲ"」や「B"SA Ⅲ"」を選択するのは悪い選択ではありません。

しかし、最上級の「G"SA Ⅲ"」4WDは1,339,200円で少し事情が異なります。

その理由となるのは、同価格帯に同社の「キャストアクティバ4WD(ベースグレードが135万円)」と
スズキ「ハスラー4WD(中間グレードG約140万円)」があるからです。

この2台は比較的リーズナブルな軽SUVの4WDとして、圧雪路の下り坂や泥濘路面で発進をサポートする「ヒルディセントコントロール」や「グリップコントロール」が装備されており、同価格帯であるにもかかわらず、雪道の走行性能と安全性においてミライースを凌駕する性能を持っています。

特にハスラーは軽SUVの4WDでは中間グレードでこの価格と、抜群のコストパフォーマンスを誇ります。

雪国での生活の足やウインタースポーツのアプローチなどで安い4WDを探しているなら、あえて「ミライースが欲しい」をという方を除いて「ハスラー」を選ぶほうが満足度は高くなるでしょう。

 

ミライース「価格表(税込)」

2WD 4WD
B 842,400円 972,000円
B"SA Ⅲ" 907,200円 1,036,800円
L 874,800円 1,004,400円
L"SA Ⅲ" 939,600円 1,069,200円
X"SA Ⅲ" 1,080,000円 1,209,600円
G"SA Ⅲ" 1,209,600円 1,339,200円

価格は2018年2月現在の車両税込価格です(北海道試用を除く)。

BおよびB"SA Ⅲ"にはビジネスユースフルパック(118,800 円)のメーカーオプション追加が可能です。
内容は「電動格納式ドアミラー(ブラックマイカメタリック塗装、4WDはヒーテッド機能付 )、UVカットガラス(リヤドア/バックドアウインドゥ)、スモークドガラス(リヤドア/バックドアウインドゥ)、LEDヘッドランプ、ブルーイルミネーションメーター(メッキベゼル付)&TFTマルチインフォメーションディスプレイ、車速感応式間欠フロントワイパー」がセットになっています。

 

 

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ミライースのライバルは

 

alto

ミライースのライバルは、やはりスズキのアルトです。

この2台は1980年代の初代誕生から、一貫した好敵手として走行性能や燃費性能を競ってきました。

お値段も847,800円(税込)からと、ミライースと5千円程度の価格差。
燃費はJC08モード「37.0km/L」と堂々の一位です。

ミライースに比べると室内高が2センチほど低く、シートのサイドサポートもしっかりしてますので、セダンらしいコンパクトなコクピットと、軽快な走行性能を持っています。

 

スズキ「アルト」
排気量:660cc
エンジン出力:38kw<52PS>/6,500rpm 変速機:CVT
JC08モード:37.0km/L
実燃費:23.5km/L
燃費達成率:63.5%
駆動形式:2WD(FF)、4WD
車両重量:610〜700kg
車両価格:84,7800円(税込)から

OEM展開:マツダ「キャロル」

 

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ミライースの良いところと悪いところ

ミライースの良いところ

  • セダンタイプでありながら室内高に余裕があり、圧迫感が少ない
  • 新車価格が安い
  • 維持費が安い
  • 充実の安全装備
  • 燃費が良い
  • 普段の足に最適なサイズ感

 

ミライースの悪いところ

  • 視界があまり良くない。
  • 安っぽい(実際やすいのですが…)
  • 必要最低限の走行性能
  • トールワゴンに比べ積載量などは少なめ

 

 

まとめ

いかがでしたか?

ミライースは過剰な装備は必要のない「ビジネス・通勤・買い物」などが主体のユーザーにはとても嬉しい低価格な軽自動車です。

とりあえず、リーズナブルな軽自動車を新車で購入し、日常の足として乗りつぶすなんて方には非常にコストパフォーマンスが高く、満足できる1台になるのではないでしょうか。

購入の際に競合させるライバルとしてはスズキ「アルト」が代表で、OEMで提供されているトヨタ「ピクシスエポック」、スバル「プレオプラス」も交渉用に使えます。

ただし、雪国などで4WDを考えているなら、ミライースの上級モデルに色々なオプションをつけて買うより、SUVのハスラーやキャストアクティバを検討した方が、装備や走行性能など後で満足できる選択になると思います。

 

あとは少しでも損をしないように、現在の愛車の査定を少しでも高くできるよう工夫して、お得に愛車を手に入れましょう。

それでは、あなたが最高の愛車と出会えることを願っています。

 

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