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あなたはパッソそれともMODA(モーダ)? 軽じゃないK

投稿日:2017年9月14日 更新日:

車に求めるものはお子さんの送り迎えやお買い物。
高速道路で遠乗りはしないから速くなくてもいいし、乗り心地やコーナーリングの楽しさなんて基本の最低限度あればいい。

でも、大事な奥さまや子供が乗るんだから「軽自動車より安全」で「低価格」の車を探しているけど、「装備」や「デザイン」は妥協したくない。

用途としては軽自動車でも良いけど、できれば普通車に乗りたい。

そんなワガママなあなたに2016年4月にフルモデルチェンジされたトヨタ「パッソ」はいかがですか?

パッソはダイハツがトヨタにOEM提供する1000ccのコンパクトカーです。ダイハツ自身も「ブーン」という名称で自社販売も行っています。

パッソはトヨタの乗用車の中で、最もコンパクトで安価なベーシックカーですが、そのデザインや絶妙なパッケージングで子育て世代の奥さまに大人気です。

トヨタブランドという安心感もありますね。

ちなみにCMのキャッチコピー「軽じゃないK」はカイテキ、カワイイ、カッコイイのKAのローマ字表記から頭文字をとったとのことです。

今回はそんなパッソをピックアップしていきたいと思います。

 

 

パッソモーダ

パッソモーダ 画像出典:http://toyota.jp

 

 

 

 

 

パッソのエクステリアは?

パッソにはシンプルで親しみやすく、リーズナブルなスタンダードの「パッソ」と、少し割高になりますがお洒落で可愛い「MODA」の2タイプのエクステリアが用意されています。

走行性能や燃費、室内の広さは同じですので、ここは予算と好みで選ぶことができます。

 

スタンダードなパッソ

 

パッソ

パッソ 画像出典:http://toyota.jp

こちらがスタンダードのパッソです。

シンプルで飽きのこないデザインに仕上がっています。

開発はトヨタではなくダイハツなので、どことなく絶版になった軽自動車エッセの雰囲気があります。

トヨタのベーシックカーとしての販売ですので、全メーカーのコンパクトカーの中で最も安く新車購入ができる車でもあります。

 

ダイハツブーン

ダイハツ ブーン 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

こちらが兄弟となるダイハツの「ブーン」。ロゴ以外は全く同じですね。

 

 

 

 

オシャレなMODA(モーダ)

 

パッソモーダ

パッソ 画像出典:http://toyota.jp

パッソモーダ

パッソの上級モデルに当たる「モーダ」。

モーダのエクステリアはスタンダードのパッソと違い英国風?のデザイン。
フロントグリル周囲のメッキやライトの衣装など、パッソよりも1クラス上の質感に仕上がっています。

マルが基調で穏やかで可愛いらしいデザインは男女問わずに好評です。

 

 

ブーン

ダイハツ ブーン 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

こちらは兄弟のダイハツブーンです。

フロントグリルのロゴがトヨタからダイハツに変わったこと、車名がパッソモーダからブーンに変わったこと以外は全く同じ車です。

トヨタブランドにこだわりがないなら、こちらのブーンと競合させて見積もりを取り、サービスの良い方を購入する方法が効果的です。

 

cast_activa

ダイハツ キャストアクティバ 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp

エクステリアのデザインは開発元のダイハツが販売している軽自動車キャストや、絶版となったミラジーノのデザインに似ていますね。

 

 

パッソモーダ装備

スタンダードのパッソに比べて装備も豪華になっています。

 

 

パッソもモーダも純正のドレスアップパーツで個性を!!

 

パッソデザイン色々

 

男性の方などで、個性の控えめなスタンダードのパッソに少し個性を加えたい方。
お洒落なモーダにさらに1ポイントを追加したい方には純正のドレスアップパーツオプションも選択できます。

パッソは車体価格がリーズナブルなので、少し予算に余裕があるなら社外のアルミホイールなども含めて、自分だけのパッソを作ってみるのも楽しいですよ。

 

 

 

パッソのインテリアは?

 

パッソインテリア

パッソのインテリアはいたってシンプル。

飽きのこないデザインになっています。
質感についてはちょっと安っぽく、安価な軽自動車と同じくらいです。

とは言っても車体価格が軽自動車と同じレベルに抑えられているので、さして割高感はないでしょう。

運転席と助手席のシートはベンチシートを採用しており、乗り降りの時に助手席から乗り込んだりすることもできるので、子供の送迎などの時に便利です。

 

パッソリアシート

※モーダの6:4分割可倒リヤシート

 

リアシートはXとXSを除く全グレードに6:4分割可倒リヤシートを採用しています。

6:4分割可倒リヤシートなら、3名乗車でも荷物を積むスペースを大きく撮ることができるので、2名以上の乗車を考えている方はXとXSを除いた上位グレードを選ぶようにしましょう。

 

パッソ後部座席

パッソは他のコンパクトカーよりも車体サイズが一回り小さくなっていますが、後部座席の空間は余裕を持って少し広めに設けられています。

しかし、その分トランクスペースが小さくなっていますので、日常使いで3名以上の乗車が多い方は持ち運ぶ荷物の量も考えてグレードを選ぶことが大切です。

また、ハイトワゴンタイプの車種ほどではないのですが、ヴィッツやフィット、デミオなどのライバルに比べ、乗車スペースが広く感じられます。

子育て世代の奥様に人気があるのは、この辺りの使い勝手にも秘密があるんでしょうね。

 

 

内装もオシャレなMODA(モーダ)

パッソ内装パッソ内装

 

モーダはインテリアも差し色が入っていたりして、個性的でお洒落に仕上がっています。

6:4分割可倒リヤシートはモーダは全車種に標準装備です。

 

 

パッソとヴィッツで基本スペック比較

同じトヨタで販売されているライバルのコンパクトカーヴィッツとスペックを比較してみました。

■スペック比較表

パッソ  ヴィッツ(1L)  ヴィッツ(1.3L)
エンジン型式  1KR-FE 1KR-FE 1NR-FKE
総排気量  996cc  996cc 1,329cc
最高出力  51kW(69PS)
/6,000rpm
 51kW(69PS)
/6,000rpm
 73kW(99PS)
/6,000rpm
最大トルク  92N・m(9.4kgf・m)
/4,400rpm
92N・m(9.4kgf・m)
/4,300rpm
121N・m(12.3kgf・m)
/4,400rpm
JC08モード燃費 28.0km/L 21.6km/L 25.0km/L
全長  3,650mm 3,945mm 3,945mm
全幅  1,665mm 1,695mm 1,695mm
全高  1,525mm 1,500mm 1,500mm
ホイールベース  2.490mm 2,510mm 2,510mm
車重  910kg 970kg 1,010kg
車体価格 1,150,200円〜
(モーダ1,431,000円〜)
1,181,520円〜 1,481,760円〜

 

同じBセグモデルですが、車格は全高を除いて全てヴィッツよりも一回り小さくなっています。

一般的なBセグのコンパクトカーと軽自動車の中間とも言えるサイズになっています。
内装などは軽自動車でも良いけど、もう少し車内に余裕が欲しい方などにピッタリかもしれません。

 

パッソは車体が小さいのでヴィッツに比べ、車重が50kg以上軽くなっており、同じエンジンを搭載したヴィッツの1Lよりも優れた燃費となっています。
価格もほんの少し安いですね。

逆に走行性能はヴィッツがシートのホールド性も優れているため、山道のドライブなどでは快適です。

また、1300ccのグレードは30PSも馬力に余裕があり、高速道路などでの加速や登坂で大きな差があり、長距離ドライブでも蓄積される疲れが違います。

価格的にはモーダの価格に少し追加するとヴィッツ1300ccと同価格帯になりますので、ユーザーの用途に応じて選択するのが良いでしょう。

 

 

パッソ・パッソモーダの良いところ悪いところ

パッソの良いところ

低価格でも優れた安全性

パッソは低予算でも優れた安全性を持っています。
軽自動車より1サイズ大きな車体ですので、クラッシャブルゾーンにも余裕があり、いざ事故になった時には軽自動車よりも安全です。

コンパクトな車体で小回りもきくので、住宅街からスーパーの駐車場での取り回しにも苦労することはありません。

 

ブーン装備

一番下のグレード(車両価格115万200円から)についても、エアコンやパワステなどの基本装備、安全装備もエアバッグとABSだけでなく、 VSC(横滑りを抑える電子制御)もしっかり標準で付いてきます。

 

ガソリンエンジンのコンパクトカーとしてトップクラスの燃費

車体が軽いため燃費も良好で、JC08モード28km/Lを達成しています。
さすがにハイブリッド車にはかないませんが、これだけ低価格で燃費が良いガソリン車となると、10年10万キロ程度では車体の価格差をガソリン代で元を取ることはできないため、リーズナブルな価格で最低限の機能を備えた車を探しているなら、とても良い選択肢となるでしょう。

 

パッソのダメなところ

おそらく販売価格と利益率についてトヨタからダイハツに対して要求があったと思われますが、
コストダウンの弊害は走りの質に現れています。

 

長距離や高速道路に向かないドライビングフィールとエンジン性能

前モデルよりは向上したものの少し雑な足回り

乗り心地は以前のモデルに比べてロールは少ないのですが、固めで工事現場の段差やマンホールの蓋などではショックアブソーバーが機能していないような突き上げがあります。

ただ、その分シートが柔らかく、ショックで吸収できないものをシートで吸収しているような印象です。

前より固めの足回りだから、ワインディングが楽しいかというとそうでもなく、大げさに言うとスポーティーというよりも、商用バンや軽トラのような乗り心地です。

アクセルやブレーキ、パワステの特性が不自然

また、アクセルレスポンスとエンジンの味付けが、発進加速時にトルクが大きく発生するような特性があり、交差点の右折時の信号で対向車を待ち、スタートするようなシチュエーションであれば良いのですが、狭い駐車場で数センチ単位で微調整したい際にはアクセルに過敏に反応し、コントロールに難有りと感じました。

ブレーキも同様で、踏み始めに強く効き、その後は少しずつ効くような印象で、カックンブレーキになりやすいようです。

ハンドルのパワステも軽すぎて、レーシングゲームのハンドルコントローラーのように車体からのインフォメーションが伝わりにくいようです。

総じて力の弱い女性向けの味付けなのかもしれませんが、自然なフィーリングではないので、少し乗りづらく走っていて楽しくありません。

ちなみにライバルのヴィッツは、アクセルとブレーキの感覚は踏みこむ力に比例して立ち上がるようになっており、足回りも嫌な硬さではなく、走っていてもコントロールすることを楽しめる部分があり、乗り心地も優れています。

 

 

遠乗りや高速道路ではストレスになるパワー

エンジンも1300ccのグレードがなくなり、1000ccのみの展開です。
高速道路ではアクセル全開でも加速が足りないので、かなりストレスになると思われます。

ある意味、ターボモデルの軽自動車の方が加速性能が優れていて、直進安定性は劣るものの運転は楽しいです。

もちろん上のような点もデザインが気に入っていて、軽自動車より余裕があって買い物や近距離に気兼ねなく使えれば良いのであれば、大きな問題はないのですが、長距離ドライブとなると色々ストレスが溜まりそうです。

 

価格

各グレードの車体価格は以下のようになっています。

パッソ
X 115万200円〜
XS 121万5000円〜
XLパッケージ 125万2800円〜
XLパッケージS 131万7600円〜
XGパッケージ 144万7200円〜

 

パッソモーダ
モーダ 143万1000円〜
モーダS 149万5800円〜
モーダGパッケージ 165万7800円〜

スタンダードのパッソXの「115万200円〜」は普通乗用車の中で最も安価(2017年9月現在)なモデルでもあります。

 

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パッソモーダは装備も充実しているので、デザインが気に入っているのであれば、パッソXLにたくさんオプションをつけていくよりもお得感があります。

ただし、コンパクトカーの中からパッソを選ぶ理由がコスト面でということあれば、XからXLあたりのグレードに必要なオプションのみをチョイスした最低限のパッケージで購入する方がコストパフォーマンスが優れています。

モーダSとなると車体価格で150万クラスですので、ヴィッツや他のライバル車種の1300ccモデルが射程に入ります。

1300ccエンジンは税金面などの維持費を除くと、乗り心地や走行性能も格段に余裕がありますので、試乗の際に1000ccが遅いと感じたのであれば、ヴィッツの1300ccも検討した方が購入後の後悔が少ないでしょう。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

「パッソ」「パッソモーダ」は燃費こそハイブリッドの車種に劣る部分がありますが、小回りもきき、市街地や田舎の狭路も気軽に走れることから、日常で気兼ねなく使えるコンパクトカーに仕上がっています。

ちなみに私の感想では、クルマは安くて足として使えればOKな方。
コスト重視で、クルマに多くを求めない方なら良い選択になると思います。

つまり近距離での買い物や送迎など、「軽自動車が得意とするシチュエーションで軽自動車以外の選択をしたい」というユーザーならピッタリとハマる車です。

まさに「軽じゃないK」ですね。

逆に安いクルマの中でも運転する楽しさ、ドライブの楽しさを重視する方は「ヴィッツ」と乗り比べて比較してみましょう。

また、価格を重視するのであれば、あまり上級グレードを選ぶのではなく、必要最低限グレードを選び、オプションも最低限に設定する方が、価格も安くおさえられてお得です。

最後に実際の購入の際にはライバルとして、同社の「ヴィッツ」や「タンク」「ルーミー」などがライバルになります。
また、ダイハツの「ブーン」はOEM車なので全く同じクルマです。

1社だけで決めるのではなく、しっかり試乗して「見積もりを取っておく」ことが大切です。

見積もりは本命の購入時、値引き交渉の時に有効な武器になります。
パッソの場合、OEMのダイハツ「ブーン」は同じクルマですので、それぞれ見積もりを取って競合させ、条件の良い方で購入するとよいでしょう。

あとは現在の愛車の査定を少しでも高くできるように工夫し、お得に愛車を手に入れましょう。

それでは、あなたが最高の愛車と出会えることを願っています。

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