軽自動車を購入したいと思っているけど、「中古車はちょっと嫌だなぁ」と考えているあなた。
新車は200万円くらいすると考えて、新車購入を諦めていませんか?
確かに車全体の価格は値上がりしており、軽自動車でも200万円前後の車種が増えています。
しかし、探せばまだまだ100万円で購入できる新車があるんです。
新車であれば安い車であっても、初回車検は3年間。
また、3年間の走行距離が6万キロ以内(重要部品については5年で10万キロ)であれば、故障もメーカー保証で対応できるなど、維持費の面でもメリットが多く、どうせ買うなら新車が欲しいと考えるのは当然です。
今回は2017年5月時点で、100万円以内で購入できる「新車」をご紹介します。
100万円以下で新車購入できる軽自動車
安いといってもエアコンやパワステ、オーディオなどの装備品が豪華なものから、必要最低限の装備しかない商用車までいろいろな車種があります。
まずは車体価格が最も安い軽自動車からご紹介します。
本当に1番安い軽自動車は軽トラック「サンバー」「ハイゼット」
2017年5月現在、国内で購入できる最も安い軽自動車はスバルの軽トラック「サンバートラック」とダイハツの「ハイゼットトラック」。
車体価格65.34 万円(税込)からです。
ちなみに「サンバートラック」はダイハツ「ハイゼットトラック」のOEM販売なので、価格も同じ姉妹機です。
サンバーは「JA専売モデル」の設定もあり、農家さんには「サンバー」の方が身近なイメージですね。
この後にはスズキの「キャリイトラック」車体価格68.472万円(税込)が続きます。
軽トラックは商用車としての登録になりますので、税金も通常の軽乗用車に比べて優遇されており、維持費も格安です。
なお、商用車登録とはいっても、自家用として使用しても法律上の問題はありません。
スバル サンバートラック 画像出典:https://www.subaru.jp/
実際にオンラインで簡易見積もりを出してみると、
スバル サンバートラック
(AM/FMラジオ標準装備)
グレード TB
駆動方式 2WD
ミッション 5MT
燃費 JC08モード 19.6km/L
車両本体価格 653,400 円
諸費用概算
税金保険料 44,640 円
登録諸費用 35,590 円
リサイクル費用 4,650 円
諸費用合計 84,880 円
支払総額(概算):738,280 円
見積もりは概算ですが、80万円以下で新車に乗ることができます。
商用車のベースグレードのため、パワーステアリングやエアコンなどの実用装備や、室内のマットやバイザーも付いていない価格です。
その辺りのオプションを装備すると、メーカーオプションのパワーステアリングとエアコン追加でプラス154,440 円。
マットやバイザーのディーラーオプションが2万円ほど必要で、総額で915,630 円ほどになります。
田舎の農村部などでは仕事に使うクルマと兼用で、普段の足に軽トラックを使用している方も多いです。
釣りやキャンプなどのアウトドアでも活躍するので、ユーザーの使用目的によっては悪い選択ではありません。
しかし、2名乗車でリクライニングもできないため、遠出したり、通勤・買い物など普段使いで軽トラックでは難しいと考える方が多いでしょう。
そこで、次は普段乗りで使える乗用タイプの軽自動車を探してみました。
1番安い乗用タイプの軽自動車は「ミライース」「ピクシス エポック」
2017年5月現在、国内で購入できる最も安いモデルの軽乗用車はダイハツ「ミライース」。
車体価格は84.24万円(税込)からです。
OEMで販売されているトヨタ「ピクシス エポック」が姉妹機で、価格も同じ設定です。
商用バンとして装備品を省いた「ミラ バン」はさらに安く車体価格74.06万円(税込)です。
ただし、ボディカラーなどは2色しか選べません。
ダイハツ ミライース 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp
先ほどの軽トラックと違って、こちらは乗用車で税金も上がりますが、コンパクトながらエアコンやパワステなど最低限の装備はそろっています。
オーディオ用のスピーカーと配線も付いているので、音楽を聴くことが多いならオプションのプレイヤーを1万円程度で装備するか、社外品から好みのものを選ぶと良いでしょう。
ダイハツ ミライース 画像出典:https://www.daihatsu.co.jp
こちらもオンラインで簡易見積もりを出してみます。
ダイハツ ミライース
グレード B
駆動方式 2WD
ミッション CVT
燃費 JC08モード 34.2km/L
車両本体価格 842,400 円
諸費用概算
税金保険料 35,610
登録諸費用 約 47,000 円
リサイクル費用 約5,000 円
諸費用合計 約 88,000 円
支払総額(概算):931,000 円
見積もりは概算で、フロアマットなどのオプションは付属しない価格ですが、リーズナブルな社外品を購入したり、おまけで付けてもらったりすれば、90万円前半で新車に乗ることができます。
OEMで販売されているトヨタ「ピクシス エポック」も同じ車ですので、懇意にしている購入店があったり、値引きを狙う場合は各社で競合させる方法もあります。
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こちらもオススメ100万円以下で買える軽自動車「アルト」「キャロル」
ミライースに続く国内で購入できる100万円以下の軽乗用車は、スズキ「アルト」とマツダ「キャロル」。
車体価格は84.78万円(税込)です。
ちなみに商用バンとして装備品を省いた「アルト バン」であれば、車体価格は69.66万円と軽トラック並み価格で、ミライースよりも安く購入できます。
「アルト バン」なら外見は同じでミライースよりも安くなりますので、「少しでも安く新車に乗れれば良い」というのであれば、バンを選択するのも一つの方法です。
スズキ アルト 画像出典:http://www.suzuki.co.jp/car/
アルトもエアコンやパワステ、CDオーディオなど最低限の装備はそろっています。
CVTのフィーリングが苦手な方やMT好きの方にはオススメの車ですが、第3のエコカーとして売り出し中のミライースに比べると、燃費面で少し見劣りするかもしれません。
スズキ アルト (マツダ キャロル)
グレード F (GF)
駆動方式 2WD
ミッション 5MT
燃費 JC08モード 27.2km/L
車両本体価格 847,800 円
諸費用概算
税金保険料 47,710 円
登録諸費用 46,970 円
リサイクル料金 7,790 円
諸費用合計 102,470 円
支払総額(概算):950,280 円
「ミライース」と「ピクシス エポック」の関係と同様に、マツダ「キャロル」はスズキ「アルト」のOEM車両のため、メーカーのエンブレムとカラーのほかは同じ車です。
こちらも少しでも安く購入するためには、ダイハツの販売店で「ミライース」の見積もりを取り、競合させてみると良いでしょう。
ミライースとの価格差は大きいものではないので、ほぼ同価格帯での購入が可能です。
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100万円以下にこだわらないなら、「ハスラー」「ラパン」「ワゴンR」もある
100万円以下での乗り出しにこだわらないのであれば、もう少し選べる車が増えてきます。
軽自動車に強いスズキは車両本体価格107万円台で、人気の「ハスラー」、「ラパン」、「ワゴンR」の3車種が選べるようになります。
全ての車種のグレードはベースグレードになりますが、基本的な快適装備もついて、デザインも人気のある3車種です。
実際の支払総額は120万円以下で乗り出しが可能です。
スズキ「ハスラー」グレード:A
スズキ「ワゴンR」グレード: FA
スズキ「ラパン」グレード:G
まとめ
いかがでしたか?
現金の一括払いで購入するのであれば、装備も充実していて、突出した燃費性能を持っている「ミライース」がオススメです。
ローン組んでの分割払いであれば、月々の支払い差額は少ないので、デザインの好みを考慮して「ワゴンR」や「ハスラー」、「ラパン」から選ぶのも悪くありません。
各モデル共に記事中の価格は最低限の構成になっているため、購入する際に欲しいオプションや機能を追加すると、思っていたよりも高額になることもあります。
そんなときはうまく値引き交渉をしたり、現在の愛車の査定を少しでも高くできるように工夫していきましょう。
それでは、あなたが最高の愛車と出会えることを願っています。